㊉ 人々はなぜ、位牌を拝むのか…人気の位牌プレート壇増設

あなたはなぜ、位牌に祈るのか?
鎌倉時代に禅僧のよって伝わった、「位牌」は、祈りの象徴である。
なぜ、日本人にそこまで普及したのだろうか?
大切な人が位牌に姿を変える、
もう居ないと悟ること、
物理的にコンパクトなこと、、
理由は色々あるだろう。鎌倉の上級貴族から始まり、やがて室町時代に武士階級によって、
大々的に広まった位牌を拝むという慣習は、やがて長い年月を経て、庶民にまで広がった。
位牌はその子そのもの…という考え方。
靖国の骨壺には、戦地の“軽石や”葉っぱ”収められていると云う…
遺体の回収が難しい、いや、不可能なことも多かったであろう戦国の世に、
このコンパクトな位牌は、祈りの対象として、人々を癒してきた歴史がある。
明治以降の大戦でもそうだったようだ。
そして、土葬という納棺の方法も大きく影響しただろう、
掘り出しての拾骨や分骨は、宗教的、倫理的にも難しかったであろう。
何度もコラムやブログで書いてきたが、人々は大事なものを失った果てに、
「安心」と「納得」を得たいのである、
寺社仏閣や、そこに祀られる神仏は悲しみの中では、特に響くものである。
日本人にとって、その重要なツールの一つが「位牌」であった。
妙円寺も位牌から建立された寺である…
中国地方を制覇した、戦国大名の大内義弘は、旅の途中だった石屋眞梁に発願し、
娘の供養のために寺を建立した。
日置市の妙円寺の山号と寺号は、その位牌が(法智)山(妙圓)寺(霊位)だったことに由来する。
妙円寺に端を発した曹洞宗の寺院は、薩摩・長州を中心に発展し、全盛期には1000カ寺を越えた。
日本最大級いわれた、島津家菩提寺の福昌寺や、長州名刹の大寧寺や、国宝五重塔を備える瑠璃光寺も、、
実に幕末の、薩長同盟成立から483年前のことである。
日本人の宗教観は、元来「御骨」より「位牌」だった…
日本人が、御骨を信仰する=「先祖崇拝」と拝むようになったのは、間違いなく近年の「火葬文化」が影響している。
鹿児島に関して言えば、明治以降、位牌を重要視しない宗派が独占しているのも、大いに影響している。
ペットの御骨に関して言えば、移動火葬車の利用が影響している。
合祀墓がある施設や、位牌堂を持たない民間の業者は、自宅供養(手元供養)を奨めざる得ないからだ。
いくら、歴史的価値や民俗学的文化を並べても…
そうです。あなたが「安心」、「納得」しなければ意味がありません、
しかし、古いことは多少価値があるかも知れないし、消えなかった理由もあるはずです。
最新作と同じくらいの意味があるやもしれません。
先人たちに習って位牌を作り、祈るのも悪くないのではないでしょうか。
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