お知らせ

その後の供養について…

その後の供養について…

■とそ動物霊園では火葬が終わると個別火葬の場合骨壺の収骨し粉骨や一部のお骨は御本尊・合祀墓に埋葬します(合同火葬のお骨はほぼすべて)。

そのあと個別火葬については自宅で供養する方、当霊園へ納骨する方、また、自宅で埋葬するかたなど様々な供養を行ないます。ペットは宗教も宗派も持ちませんので、こうしないといけないという決まりはありませんが、人と同様に考え当施設へお越しになられたのならば、それ(人)に習うのが自然でしょう。

■御位牌について…。
位牌は禅僧が鎌倉時代に死者の霊をまつるために、中国から伝えたと言うのが通説。

公家や武家社会に普及し、更に一般人にまで浸透した。
「動物に位牌など必要なのか?」
と思われる方もおられるだろうが、どこまでが良くて、どこまでが駄目なのか…答えなどあるはずがありません。
ですから、ペット位牌については「きっと亡くなった子が喜ぶだろう」という気持ちで作られるのであるからそれで良いことだと思います。

戒名については必要ないと思います。何故なら、業の深い人間の生前の行いを戒めるので“戒名”と書きます。ワンちゃんやニャンちゃんはお利口にお留守番をして、人間に癒しを与えてくれて、と何も悪いことはしていないのですから、戒める名など要らないという訳です。

十一年前の東北大震災の時、テレビのニュース番組で無残にも流された自宅の方へまだ若い夫婦が子供たちを連れて歩いていきました。

インタビューアの「何をしに来たのですか?」問いに「全部流されても、これだけはと思って探しに来ました…」

主人が手に持っていたのは先祖代々の位牌でした。

人によって、地域によって、宗派によって、かけがえのない祈りの対象となるのです。

「位牌とは、その人そのもの」というのが禅宗の考え方です。

 

■仏壇(手元供養)は決してお墓にはならない…。寺院納骨堂もしくは合祀墓にペットちゃんのお骨を納めましょう。

自宅供養について。ペットのお骨を自宅に置くと災いが起きるか…。どうしてこういう噂がまかり通っているのか私には解せませんが、よく問い合わせのある案件です。
日本人なら誰でも見たことがある仏壇。長男さんなら家に持たれている方も多いでしょう。その仏壇の真ん中に線香やロウソク、数珠などを入れてある引き戸の中のスペース。実はこちら小物(仏具)入れではないんですね。舎利器(現代でいえば分骨カプセルやペンダントのようなもの)に入れ一部を納めておく本来れっきとした「分骨」のスペースなんです。古来から日本には自宅にも少しお骨を残しておく風習があったのですね。

ではこの分骨のせいで災いが起きてその風習が無くなったのでしょうか?馬鹿げていますね。単に分骨の風習が無くなったのを、災いが起こらないと収入にならずに困る人達が「家に骨を置くと云々…」となったのでしょう。
皆様も高額な壺や訳のわからない水などお求めになりませんようお願いいたします。

…但し、人もペットちゃんも同様、仏壇(手元供養)がお墓になることはありません。仏壇とは家族みんなで拝む、ペットちゃんのお骨が眠る菩提寺の小窓のようなもの。と言えるでしょう。そしてまた、お寺にあるお墓参りに出かけましょう。

 

■納骨供養について…。

それでは納骨堂を購入したい、永代供養墓に埋葬したいが、どこに問い合わせればいいのか?それはほとんどの人が「寺院」が良いと答えるでしょう。

何故か。「寺院」は祈りの対象の施設そのものであり、そして「安心」だからです。なにかと供養が上がります、供養を聞くペットちゃんは功徳を積みます。

ちゃんとした仏教寺院施設に大切なペットちゃんのお骨を預けたいとおっしゃる方の為に。慈愛の丘 とそ動物霊園では納骨堂も完備しておりますのでお気軽にお問合せください。

最近、とそ動物霊園に納骨に来た女性のお話です。以前、長い間連れ添った飼い犬が亡くなって、火葬をした跡、一緒に納骨をしたいのだと先祖の眠る霊園に相談に行ったそうです。

するとそこの管理人から「犬畜生の骨などを当霊園に納めることなどできない」と拒まれたそうです。霊園側にも規約はあるだろうし、管理人がどういう意味合いで言ったのか知らないが、大切な家族と伝えているにもかかわらず、「犬畜生」などと軽々しく口にできる人間の配慮のなさに驚かされます。

そして、「畜生」という言葉。

元来仏教用語で六道の畜生道から由来しているのだが、この世界はたがいに相手を狩って食す苦しみの多い世界ということらしいが、我々人間も、自然の恵みを頂いて生かされている。人間がその言葉を使うのは謙虚さに欠ける気がします。

で、ペットちゃんは「畜生」ですかか?違います。 家族です。自然の動物とは目つきも違います。家族なのです。

妙円寺唐湊霊廟と慈愛の丘とそ動物霊園の納骨堂はすべて、ペットちゃん達と入る事が出来る、全国でも稀な施設となっております。

いかにせよ、人それぞれの思いが満足できるところで慈しむことができれば、 いいのだと思います。心の落ち着きは千差万別。答えなど人それぞれに見つけると言うことなんだろうと思います。
なぜなら我々は、飼い主の心の落ち着きこそ、今は亡きペットちゃん達の幸せだと思っているからに他なりません。

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