
「とそペット霊園では移動火葬サービスはしてくれないの?」
というご要望をたくさん頂戴します。
実は、とそ動物霊園でも「ご自宅まで伺えれば、ご家族にとってもっと安心していただけるのではないか」と、移動火葬車の導入を真剣に検討した時期がありました。
当園がなぜ導入を見送ったのか、その4つの理由と、自宅で看取りたいご家族にもお応えできる「ご自宅お迎えサービス」についてご紹介いたします。
目次
とそ動物霊園が「移動火葬車」の導入を見送った4つの理由
当園が導入を真剣に検討した末に、見送る判断に至った4つの理由を率直にお伝えします。
これは他事業者を否定するものではなく、約640年続く妙円寺が、ペット供養の形として何を大切にしたいかという選択でした。
理由1|火葬品質は、圧倒的に固定火葬炉
大切なご家族をきれいなお骨にしてお返しすること——それが火葬の場で最も大切なことだと、当園は考えています。
固定火葬炉は、設置場所・煙突高さ・温度管理・残骨処理のすべてを安定した運用で行えます。
炉のサイズも十分に確保できるため、大型犬や体格の大きなペットでも、安心してお預かりできます。
当園の火葬炉はとそ動物霊園内に固定設置されており、毎日の点検と適切な温度帯での運転を継続しています。
一方、移動火葬車には構造上の制約があります。
車両に搭載できる炉の大きさには限界があるため、一定以上の体重・体格のペットには対応できないケースが見受けられます。
また、細かい火力調整が難しい車両の場合、ご遺骨が焦げてしまう・生焼けになってしまう等のトラブルが業界全体で報告されています。
当園では、固定設置の炉だからこそ毎回同じ環境・同じ品質で火葬できるという観点を重視し、「ご家族にとって納得のいくお見送り」を、どのご家族にも同じ品質でお届けする選択をしました。
理由2|遺骨の取り違えを防ぐ運用体制
国民生活センターには、葬儀サービスに関する相談が年間900件前後寄せられており、2024年度は978件と過去最多を記録しています(※1)。
これは人の葬儀を含む数値ですが、ペット葬儀でも「遺骨の取り違え」「思っていたのと違う火葬方法だった」といったご相談が業界全体で報告されています。
当園では、お預かりから拾骨まで一頭ずつ個別に管理し、火葬炉も他のペットと混ざらない運用を徹底しています。
さらに、ペット葬儀プランや立会個別火葬ではご家族の立ち会いのもとで拾骨を行うため、お骨が確かにご家族のペットのものであることを、ご自身の目で確かめていただけます。
この「立ち会い拾骨」を可能にするためにも、当園に設置された固定炉での火葬という形が必要です。
理由3|住宅地・近隣への配慮
ペットの火葬は煙・においを伴います。
住宅地のご自宅前や敷地内で火葬を行う場合、ご近所への配慮が必要になるケースがあります。
特に鹿児島市内は住宅が密集しているエリアが多く、ご自宅前で火葬を行うのが難しいため、近くの広場などを探して火葬する必要が生じる場合もあります。
とそ動物霊園は、住宅地と適切な距離を保った敷地にあり、妙円寺の僧侶による読経・法要を行うために整えられた場所です。
ペットのお見送りを「ご近所に気兼ねなく、落ち着いた環境で」行っていただけるよう、当園では固定炉という形を選んでいます。
理由4|歴史ある寺院が運営する霊園で「供養」を届けたい
当園を運営する妙円寺は、曹洞宗の現役寺院です。
曹洞宗には「一切衆生悉有仏性(いっさいしゅじょう しつう ぶっしょう)」——すべての命に仏の性が宿るという教えがあります。
ペットも家族の一員として、人と同じように、当園の本堂で妙円寺の僧侶が読経を行い、心を込めてお送りすることが、私たちにとっての供養です。
移動火葬車という車両形式では、本堂での読経や、ご家族と僧侶が向き合う供養の時間を十分に確保することが難しくなります。
当園では、妙円寺の僧侶による読経・当園の本堂での法要・固定炉での火葬・立会拾骨を一連の流れとして行うため、移動火葬車という形は採用しておりません。
移動火葬車とお寺での火葬、何が違うのか
「移動火葬車」と「お寺での火葬」の主な違いを表に整理します。
一般論としての移動火葬車と、当園(とそ動物霊園)での火葬の比較です。
| 比較軸 | 移動火葬車(一般的な傾向) | とそ動物霊園 |
|---|---|---|
| 火葬場所 | ご自宅前・近隣の路上・敷地内など | とそ動物霊園内の固定火葬炉 |
| 読経・供養 | 通常は伴わない/オプション対応 | 妙円寺の僧侶による読経・当園の本堂での法要が可能(ペット葬儀プラン) |
| 立ち会い | 業者により可/不可 | ご家族での立ち会いと拾骨が可能 |
| 遺骨の管理 | 車両内で完結 | 一頭ずつ個別管理・立会拾骨で確認可能 |
| 所要時間 | おおむね1〜2時間 | お骨上げまで含めて約2〜3時間 |
| 運営主体 | ペット火葬専門事業者 | 約640年の歴史を持つ曹洞宗 妙円寺 |
移動火葬車とは、専用の火葬設備を搭載した車両でご自宅前など指定の場所まで伺い、その場で火葬を行うサービスを指します。
一方、お寺での火葬は固定炉を用い、霊園内の本堂と組み合わせた供養を行う形態を指します。
両者は「自宅で看取れる/看取れない」「読経の有無」「火葬品質の安定性」「遺骨管理の運用」など複数の軸で性質が異なります。
ご家族のご事情とお見送りの形のご希望にあわせて、選択していただくものです。
「自宅で看取りたい」方へ|ご自宅お迎えという選択肢
移動火葬車を選びたい方の多くは、「外出が難しい」「自宅で最期を見届けたい」「車に乗せて連れて行くのが忍びない」というご事情をお持ちです。
そのお気持ちを、当園は否定いたしません。
そのうえで、もう一つの選択肢をご提案させていただきます。
当園では、ご自宅まで専用車でお迎えに伺う送迎サービスをご用意しています(送迎には別途料金がかかります)。
外出が難しいご家族には、自宅でゆっくりお別れの時間を過ごしていただいた後、当園のスタッフがペットをお預かりし、とそ動物霊園まで丁重にお運びします。
当園に到着後は、ご希望のプランに沿ってお見送りいただけます。
つまり、「自宅で看取る時間」と「当園で供養する時間」の両方を、ご家族のお気持ちにあわせてご選択いただけます。
お寺で供養する意味|曹洞宗 妙円寺の場合
「ペットの供養をお寺で行うこと」に、宗教的・歴史的にどのような意味があるのか。
妙円寺の立場からお伝えします。
妙円寺について
妙円寺は、鹿児島県日置市伊集院町徳重に伽藍を構える曹洞宗の寺院で、法灯約640年の歴史を持ちます。
戦国大名 島津義弘公の菩提寺としても知られ、毎年10月に行われる「妙円寺詣り」発祥の地でもあります。
鹿児島の人々にとって、長く祈りの場として大切にされてきたお寺です。
その妙円寺が運営するペット供養施設が、「慈愛の丘 とそ動物霊園」です。
曹洞宗の供養観とペット
曹洞宗には、「一切衆生悉有仏性(いっさいしゅじょう しつう ぶっしょう)」という教えがあります。
すべての命に仏の性が宿る——人もペットも、命の重さに変わりはないという考え方です。
この教えに基づき、当園では人の法要と同じように、当園の本堂での読経・焼香・お見送りをペットにも行います。
ご家族にとっては「家族として、きちんとお別れができた」という納得感に、亡きペットにとっては安らかな旅立ちにつながると、私たちは考えています。
仏教の宗派による違いはありますが、お寺で供養するということは、宗教的な節目を経てご家族の心を整える時間を持つことでもあります。
ペットを亡くした深い悲しみのなかで、妙円寺の僧侶による読経と本堂の静けさは、ご家族にとっての慰めとなるはずです。
よくあるご質問(FAQ)
Q1. とそ動物霊園では移動火葬車によるペット火葬を行っていますか?
いいえ、当園では移動火葬車は使用しておりません。
とそ動物霊園内に設置された固定火葬炉で、妙円寺の僧侶による読経を伴う火葬と供養を行っています。
ただし、外出が難しいご家族のためにご自宅へのお迎えサービスをご用意しております。
「自宅でお別れの時間を過ごしてから、お寺で供養する」という形でご利用いただけます。
Q2. 自宅で看取りたい場合、移動火葬車以外の選択肢はありますか?
はい、ございます。
当園では、ご自宅まで専用車でお迎えに伺う送迎サービスをご用意しています(別途料金)。
とそ動物霊園にお運びしたあとは、ご希望のプランに沿ってお見送りいただけます。
外出が難しいご家族や、車での移動が不安なご家族にもご利用いただけます。
詳しくはお電話(0120-59-1194)でご相談ください。
Q3. 移動火葬車とお寺での火葬は、何が違いますか?
主な違いは「火葬場所」「供養の質」「火葬品質の安定性」「遺骨管理の運用」です。
お寺での火葬では、妙円寺の僧侶による読経と当園の本堂での法要が可能で、固定炉により温度・衛生面が安定します。
また立ち会い拾骨により、お骨がご家族のペットのものであることを直接確認していただけます。
Q4. ペットの火葬に立ち会うことはできますか?
はい、ご家族での立ち会いと拾骨が可能です。
当園の本堂での読経の後、火葬・拾骨までゆっくりとお見送りいただけます。
複数のご家族・お子さまもご参列いただけます。
立ち会いをご希望の場合は「ペット葬儀プラン」または「立会個別火葬」をお選びください。
Q5. 遺骨の取り違えが心配です。どのように管理されていますか?
お預かりから拾骨まで、一頭ずつ個別に管理しています。
固定炉での火葬も他のペットと混ざらない運用を徹底しており、ご家族の立ち会いのもとでお骨上げを行うため、お骨が確かにご家族のペットのものであることを直接ご確認いただけます。
立ち会いが難しい場合の一任個別火葬についても、同じ個別管理体制で行っています。
Q6. 鹿児島市内や姶良市からでもお願いできますか?
はい、鹿児島県内広域でご相談を承っております。
鹿児島市・日置市・いちき串木野市・南九州市・南さつま市・薩摩川内市・姶良市など、薩摩半島と周辺地域から多くのご家族にご利用いただいています。
お迎えエリア・所要時間・距離料金については、お電話(0120-59-1194)にてご案内いたします。
Q7. お寺でペットを供養することに、宗教的な意味はありますか?
曹洞宗には「一切衆生悉有仏性」——すべての命に仏の性が宿るという教えがあります。
ペットも家族の一員として、当園の本堂で妙円寺の僧侶が読経を行いお送りします。
ご家族にとっては「家族としてきちんとお別れができた」という納得感につながり、亡きペットにとっては安らかな旅立ちとなる——それが私たちのお寺で供養することの意味です。
まとめ|大切な家族を、妙円寺が運営する霊園で見送るということ
ここまで、とそ動物霊園が移動火葬車の導入を検討した末に見送り、当園の固定炉での読経供養を選んだ4つの理由をお伝えしてきました。
- 固定の火葬炉だから保てる衛生と火葬品質
- 遺骨の取り違えを防ぐ運用体制
- 住宅地・近隣への配慮
- 歴史ある寺院が運営する霊園で「供養」を届けたい
これは、移動火葬車を選ばれる方のお気持ちを否定するものではありません。
ご家族の数だけ、ペットとのお別れの形があります。
当園は「妙円寺が運営する霊園で見送る」という選択肢を、ご家族にとって安心して選んでいただける形でご用意しているだけです。
外出が難しい方、自宅で看取りたい方には、ご自宅お迎えという選択肢もあります。
電話一本でご相談を承ります。
慈愛の丘 とそ動物霊園 —— 曹洞宗 法智山 妙円寺が運営する、約640年の祈りの場で。
大切なご家族をお送りするお手伝いをいたします。
ペット火葬・葬儀の選び方
当霊園では、悔いのないお別れをしていただけるよう、いくつかのお別れの方法をご案内しております。
ご家族のご希望に沿ったお別れを選ぶご参考にご覧ください。

火葬・納骨・ご供養の種類についてご紹介します。
家族同様に大切なペットとの最期のお別れを、真心を込めてお手伝いさせて頂きます。
お問い合わせ
火葬・葬儀のご相談|7:00〜23:00/年中無休
所在地:鹿児島市唐湊(事務局:鹿児島県日置市伊集院町徳重521)
出典・参考
※1:国民生活センター「葬儀サービス」相談件数推移
https://www.kokusen.go.jp/soudan_topics/data/sougi.html





